マスコミの中の人

テレビの報道記者が書きたいことを書いています。あ、でも転職するんだった!次は出版社です。

転職はしないに越したことはない?退職当日に感じたこと。旧帝大卒マスコミ勤務が【第二新卒】で転職活動

たったいま、退職しました。

人生で初めてのことです。

 

いまの素直な気持ちは、

 

転職はしないにしないに越したことはない

 

転職サイトやtwitterを眺めていると、

転職した人=勇者・ヒーロー

みたいに取り上げられがちですが、そうとも言い切れない、と私は思います。

大変なことがたくさんあった。

なんでそう感じるのか書いていきます。

Picture

by craigCloutier

 

 

内容

①雑務に追われまくった3か月

②せっかく作った人脈が断絶

③心身、そしてお財布への負担がすごい

④それでも退職してみて得られたもの

 

①雑務に追われまくった3か月

 

転職はしないに越したことはない理由の一番はこれ。

ほんとうに。

 

まず転職活動のフォームの入力時間。

メールを書く時間。

エージェントさんと電話する時間。

面接のために上京し消えていく休日。

私は地方から受けに行っていたので、移動で半日は潰れました。

 

転職活動そのものは、自分のキャリアを整理し、方向性を定めるいい機会。

でもそれに伴う雑務の時間や移動時間を足すと、

いろんなことができたなぁ…と思います。

今年結局夏休みとれなかったし。

 

いざ転職を決めれば、

退職交渉にかける不毛な時間。イライラ。

それが終われば年金の手続き、保険の解約、

引き継ぎの書類作成。

挨拶まわり。

お付き合いの送迎会。

どんなに急いでも3週間くらいはとられ、

他のことに本腰を入れるのは無理です。 

 

さらに転居が伴えば、引っ越し準備には最低でも1週間かかります。

新しい物件を探して、

ガス、水道、電気を止めて…。

 

おまけに新しい会社でもきっと、手続きの嵐なのでしょう。

はぁ…。

 

同期は私がこんなことにかけている時間、

仕事に打ち込んでいるんだ…と思うと、

悲しくなってきます。

 

本来ならガツガツ仕事してスキルを磨くべき時間を、

こういう雑務にあてざるを得ない。

 

おまけに会社側も辞める人においしい仕事はふらない。

ルーティーンワークを消化していく日々。

 

できることなら、いまの環境で素直にできることをやっていった方が、

仕事できるようになりそうな気はしました。

新卒の就活、本当に慎重にやればよかったです。

 

②せっかく作った人脈が断絶

 

逆にかしたい人脈があるなら、

狙いを定めて意地でも挨拶する時間を取った方がいいです。

 

流れに任せていた私は、

お世話になった何人かにすごく失礼な辞め方をしてしまうことに…

 

学校みたいに一斉に卒業するわけではないので、

みんなが日常を続けているところからひとり離脱しなければいけない。

だから全員にきちんと挨拶しようと思ってもかなり難しい。

 

退職日は仕事を与えられないホワイト企業ならできるかもしれないけど、

私は退職日当日の午後まで取材して原稿を書いていました。

誰もいなくなった支社からひっそりとひとりで出てきて、

退職の実感があまりなかった。

またここに戻ってきそうな気がしていました。

 

私は特にマスコミなので一緒に仕事をする人がたくさんいて、

取材先も多くありました。

当日まで仕事、となると、退職を伝えるタイミングが難しい。

1週間くらい前まで黙っていたところ、挨拶しそびれる人が続出し、

もう少し早く切り出していればよかったと思いました。

 

そこで大切なのは、

これまでに辞めた人の辞め方を覚えておく、ということでしょうか。

何日前くらいに退職を公にするのか、お礼メールを出すのか、

最後の日はみんなの前で挨拶するのか。

 

その会社ごとになんとなくルールじみたものがあると思うので、

それに則れば最低限のことはできる気がします。

私は急な転職だったので、

そこまで気が回らず…

あーあ。

 

③心身、そしてお財布への負担がすごい

 

なんか痩せました。3キロくらい。

 

心の負担

 

・転職活動で書類で落とされまくり自信喪失

・面接で熱量を込めて話し消耗

退職を告げてから働き続けるのがしんどい

次の職場に入るまで見えない敵に怯える状態

・転居先で生活に慣れるまでしんどい

 

身体の負担

 

・転職活動でスーツケースを転がしまくって消耗

・ヒールで歩きまくってマメ多数

休日に雑用が入り身体を休められない

・退職に伴い会社の荷物を運び出し疲労困憊

・転職で生活リズムが一変

・面接でも退職先でも(おそらく)転職先でも肩に力が入り、

 なんか首回りが変

 

お財布の負担

 

・転職活動の交通費・雑費

10万円

・転居に伴う費用

15万円

・退職の挨拶まわりに持って行ったお菓子とお酒

2万円

・退職手続きのための交通費

1万円

・飲み会費用

2万円

 

合計を計算すると泣きたくなるのでやめます。

 

ひとつの会社にじっくりいれば、こうした消耗は避けられます。

得るものもないのにいても、それはそれで仕方ないですが…。

こうした負担に今は耐えられない、と思うのであれば、

転職のタイミングをずらすのもありだと思います。

 

 

④それでも退職してみて得られたもの

 

それでも今回の退職で得られたもの、わかったこともありました。

 

・ひとつの仕事を続けることのすごさを知った

 

マスコミ業界にはカメラマン20年とか、記者25年とかうようよいます。

しかもひとつの土地で。

そういう人はベテランだからこそ独特のカンをもって仕事にあたり、

結果を出す。

プライドも持っている。

 

1年半しか続かなかった私ってなんなんだろうと思うと同時に、

そういう方々を改めて尊敬しました。

 

・私は誰に育てられ、支えられ、可愛がられてここまで来たのかわかった

 

会社は手続き上のことしかしてくれなかった。

私は結局、上長と一度も話をせずに退職しました。

若手の退職が続いているにも関わらず、

「なんで辞めようと思ったのか」のヒアリングもなし。

 

偉そうにしている人、肩書をもってお金をたくさんもらっている人には

ペーペーのひとりが辞めることなんてなんの影響もないのかもしれませんが。

それでも「お疲れさん」のひとことくらい欲しかったな。

 

…愚痴っぽくなってしまいました。

 

それでも現場で一緒に働いた人たちは

残念がってくれたり、この1年半で力はついていると励ましてくれたり、

内輪での送別会を開いてくれたりしました。

みんなの顔を見ていると、ひとりひとりと、思い出があるなぁと思いました。

 

私をここまで育ててくれたのは、「会社」ではなかった。

そこで一緒に働いたひとりひとりの先輩/後輩たちなんだと気づきました。

感謝しなければ。

と同時に、「会社」に対するの嫌な思いで埋め尽くされそうだった退職ですが、

この人たちの顔を思い浮かべると静かな気持ちになれました。

 

 

転職そのものでは、これが手に入りそう

 

・欲しい経験を積めて、スキルを磨ける

・専門的で最新の知識がつく

・業界の第一人者に会える

・海外出張もできる

・組織に縛られない社風の中に身を置ける

・好きな人と一緒の土地に住める

・文化的刺激がたくさんある土地に住める

・呼び出しも休日出勤もない

 

こんなにいろいろある…

だから、もうしちゃった退職に関して後ろ向きにならずに、

手に入りそうと思い描いているものは全部掴んで、

それ以上のなにかも得られるように頑張っていくしかないですね。

 

最後に私が取材現場で一緒に仕事をしていた大先輩からもらったメッセージを

紹介させていただきます。

 

「自分の背中を自分で押す勇気を!」

 

その方は自分もなかなかできない、と言っておられましたが、

これができたら「変われると思います」とも言っていました。

 

私も自分の背中を、えいっと自分で押してみます!

 

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